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出雲 三四六; 反田 孝美; 松岡 弘充; 永目 諭一郎; 畑 健太郎; 関根 俊明; 馬場 澄子
JAERI-M 90-156, 13 Pages, 1990/09
テクネチウム同位体のトレーサーとして有望視されているTc製造評価のため、Mo(p,n)反応で生成するTcの生成断面積を求めた。その結果、陽子エネルギー20MeV以上でのTcの厚いターゲット収率は照射終了時に換算して890kBq/Ahであった。また、生成断面積測定用の薄いMoターゲットの電着法による新たな調整法を開発した。25Tcのターゲットからの分離・精製過程を検討するために、厚いMoターゲットを用いた試験的製造を行いTcの回収率として約85%を得た。
和田 延夫; 四宮 憲次*
Radioisotopes, 25(11), p.687 - 692, 1976/11
非水溶液からの電着によるPm-線源調製法について実験的に検討した。溶媒にはイソプロピルアルコールが適当であり、電着基板には白金板を用いるより、アルミニウム板やステンレス鋼板を用いた方が付着性の優れた電着層が得られた。200A/cm、16時間の電解で析出効率は98%であった。得られた電着層は水酸化物であるが、これを電着基板と共に加熱することにより、酸化物となり付着性は著しく改善された。ステンレス鋼版上に電着したSmの場合、1000Cで1時間加熱した結果、SmOとして0.6mg/cm(Pm放射能換算0.5Ci/cm)の層が得られた。この層の上に繰り返し電着することができる。Ndを担体として、790mCi/5.1cmまでのPm電着を試み、薄くて一様な付着性の優れた電着層を得た。